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お礼は米2俵 [小坊主つばめに栄養]

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吉崎公民館の広報に
 
毎月、イラストを載せて頂いておりますが
 
こないだ、館長が、お礼にと・・凄いものを下さいました。
 

 
なんと!
 
お米(玄米)
 
なんと!
 
30キロっ!
 
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30キロって、どんだけ喰えんねん(笑) 
 

玄米って、初めて炊きます。
 
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普通に、炊飯器で“玄米モード”。
 
咬めば咬む程・・美味い。
 
しかし、炊くのに、えらい時間が掛かるので・・
 
やっぱり精米。
 
近所のコイン精米へ。
 
10キロまで100円。
 
玄米のままの方が味がおちないという事で
 
5キロずつ精米。
 
今も、美味しくたべております。
 
 
 
さて
 
今をさかのぼる事、530年程まえ。
 
福井県の吉崎にいらっしゃった
 
本願寺8代目の御門主さま
 
蓮如上人(れんにょしょうにん)
  
僧侶には厳しく
 
民衆に優しい
 
布教の神のような御門主さま。
  
 
この時代の仏教界っていうのは
 
普通のお家はもちろん
 
なんと!お寺にも!
 
“御本尊”ってのはありませんでした。 
 
 
 
というのも
 
そのお寺の住職は、仏陀とみなされていたのです。
 
だから
 
お寺にいったら、そこの住職を拝むんです。みんな。
 
御本尊=住職 

しかし
 
蓮如上人は
 
「そんなんおかしいやろ」と・・。
 
よそさんはともかく、少なくとも、わしはちがう!
 
みんなを救うのは阿弥陀如来であって、わしやない!
 
ワシをおがんでどうすんねんと・・
 
(実際に、ご門徒さんが蓮如上人を拝んでいるのを見て、弟子を超叱責してはります。「お前達はどんな布教をしてんねや」と・・。)
 

そこで
 
お寺、道場はもちろん
 
一般のお家にも、御本尊として
 
「南無阿弥陀仏」のお名号を下付していきます。
 
なんでも
 
その時のお礼にと
 
ご門徒が、本願寺にだしたお礼が
 

「米2俵」だったそうです。
 
 
 
そもそも、この1俵という単位。
 
人が
 
「一人一年間たべていける量」
 
というのが基準だったそうで。
  
つまり、米2俵とは、夫婦の一年の食費・・って事。
 
 
すごいですねぇ〜
 
さらに、当時はエンゲル係数高かったでしょうから(笑)
 
ほぼ、夫婦共働きの家族の年収分の金額!
 
 
それだけお礼を納めてでも
 
お家に御本尊をお迎えしたかったんでしょうね・・。
 
なかなか、今
 
数百万円納めて、本山から下付してもらおうって話は聞かない。
 
あくまで、金額の問題ではないんですが・・・
 
当時
 
蓮如上人・・布教をいかにされていたか・・
 
しかも、御本尊って概念がない社会で・・
 
 
現代僧侶の小坊主つばめ・・反省させられます。
  
 
そんなエピソードでございました。
 


nice!(8)  コメント(6) 

nice! 8

コメント 6

COLE

ものの価値がよくわかるお話しでした
今はなんでも当たり前のことになってしまって
感謝という概念が薄れているような気がするのです
by COLE (2011-10-17 03:39) 

nyan

つばめさんのイラストは、素敵だからなぁ。
by nyan (2011-10-18 00:44) 

小坊主つばめ

krauseさんniceありがとうございますm(_ _;)m
by 小坊主つばめ (2011-10-18 23:54) 

小坊主つばめ

COLEさんありがとうございます。
「感謝と有り難さ」
まさに、当たり前の反対語だと思います。
感謝という言葉。とても大事だと感じます。
by 小坊主つばめ (2011-10-18 23:56) 

小坊主つばめ

PANDANUKIさんniceありがとうございますm(_ _;)m
先日は、nice押しっぱなしで、すいません。
朝ご飯たべながら寝ちゃうお子さんの姿に、思わず(^▽^;)
・・かわいすぎる♡
by 小坊主つばめ (2011-10-18 23:58) 

小坊主つばめ

nyanさんありがとうございます。
こりゃまた、身に余る、お褒めの言葉♪
調子に乗って、頑張ります(^_^;)
by 小坊主つばめ (2011-10-19 00:00) 

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